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「口腔がん」 こんな症状に要注意!

口の中が痛い

早期のがんで潰瘍やびらんを作った場合や、進行がんで大きくなってがんが神経を蝕んだりすると痛みが出ます。

 

口内炎が2週間たっても治らない

通常の口内炎であれば、塗り薬や殺菌などの治療で数日から2週間程度で治るものが多いですが、持続する場合は要注意です。

 

どこかわからないが出血する

口腔がんは痛みを伴わないことが多く、がんにより表面の上皮が破けた場合に出血します。歯周病により出血することもあるのですべてが「がん」ではありません。

 

口の中のどこかに、「しこり」や「はれ」、肥大した部分がある

がんは「できもの」ですから、口の中に腫れやしこりがある場合は要注意です。ただ、骨の出っ張りやできものに見えるものなども多くありますので心配されることはありません。多くのがんは、表面に潰瘍やびらんがありますが、唾液を作る組織のがんは、表面がつるんとしていることもあります。

 

舌、歯肉、頬の粘膜に赤班がある

がんになる前の病変の中には、紅板症というものがあり約半分が、すでにがんになっていると言われています。紅のように赤く、少し硬い感じがしたら要注意です。

 

舌、歯肉、頬の粘膜に白斑がある

がんになる前の病変の中には、白板症というものがあり、約6~10%が「がん」になると言われています。

 

噛みづらい、顎や舌を動かしづらい

がんが、頬や舌を動かす神経を蝕んだ場合、舌を動かしにくいなどの症状が出ます。

 

舌や口の中の部分にしびれや麻痺感がある

がんが、頬や舌などの間隔をつかさどる神経を蝕んだ場合、舌や頬、その他の部分にしびれや麻痺感などの症状が出ます。

 

首のグリグリ(リンパ節)の腫れが3週間以上続いている

がんが口の中を蝕んだ場合、首のリンパ節が腫れる場合があります。風邪やムシ歯、歯周病でもそのような症状が起こりますが、原因もなく首のリンパ節が腫れた場合は要注意です。

 

のどの痛みや声がれがあり、6週間以上治らない、のどに何かひっかかっている感じがする

口のがんではありませんが、喉頭がんや食道がんの時にもこのような症状が出ます。

 

顎が腫れて入れ歯が合わなくなったり、違和感がある

入れ歯をしている方で、がんなどのできものにより、入れ歯が合わなくなったり、噛みづらいなどの訴えをされる方がいます。

 

原因不明の歯のグラつきが3週間以上続いている、抜歯後治らない状態が3週間以上続いている

歯肉がんの場合、がんが歯を支えている骨を吸収することがあります。グラついた歯の周りの歯肉がきたなく盛り上がっていたり、上皮に潰瘍やびらんがあれば要注意です。同様に抜歯後3週間以上経っても治らない場合は要注意です。

 

鼻の片側だけに鼻づまりがある、膿や血の混じった分泌物(鼻水)が出たりする

鼻詰まりや膿は、鼻炎や上顎洞炎(蓄膿症)などの場合にみられる症状です。その他、上顎洞の粘膜からがんが発生することもあります。ここで重要なのが片側にそのような症状が出た場合は要注意です。

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