1 まず明るいライトと鏡を用意しましょう。
2 手をよく洗いましょう。
3 入れ歯の方は外しましょう。
4 口をお水でよくゆすぎましょう。
5 上下の歯を軽く噛み合わせ、唇を軽く指で持ち、唇の内側を観察。そのまま前歯の歯肉を見てみましょう。
6 口をあけて頬を指で少し外へひっぱり、上下の奥の歯肉と頬の内側を見て触って確認しましょう。
7 歯肉の裏側を鏡で観察しましょう。
8 頭を後ろにそらし、口蓋を観察し、人差し指で触れながらシコリヤ肥大しているところがないか、また色の変わった部分がないかを観察しましょう。
9 「あー」と声を出し、喉の奥も色の変化や粘膜に変化がないかも観察しましょう。
10 舌を前に出し、舌の表面と左右の裏側を見ます。ガーゼやティッシュで舌を挟んでそっと引っ張ってみましょう。変色している部分や、白・赤色の部分がないかを確認しましょう。また傷が治らないまま長引いているところもないか注意してみましょう。
11 舌の裏側と下の歯肉の間の粘膜にも異常がないか見て触って確認しましょう。
12 首や下あごのあたりにこぶ状のものがないか触って確認しましょう。
自己チェックのポイント
1 口腔がんは舌、口腔底、歯肉に発生するのでここを慎重に見ましょう。
2 治りにくい傷はないか、入れ歯の当たりや、さし歯がこすれていないか確認しましょう。
3 周りの健全な組織との境界がはっきりしないシコリ、腫れ、できものがないかチェックしましょう。
4 色が違う部分や表面が赤い、白い、ただれたところなどがあれば触ってみましょう。
5 粘膜のただれや赤くなった部分がないか、こすっても取れない白い部分がないかをチェックしましょう。
6 がんに伴うびらんや潰瘍は口内炎と間違いやすく、口内炎であれば2週間程度で治ります。