小学2年の甥っ子に突然「奥歯の本当の名前知ってる?」と聞かれました。
「…臼歯?」と答えると、得意気な顔をして「ブッブー!第一大臼歯でしたぁー!」
小学校で歯の仕組みやハミガキの仕方を学んだようで、
「ザラザラ、ヌルヌルしてたら歯垢が付いてるってこと。ハミガキしてツルツルになったらOKやねんで」
「第一大臼歯はむし歯になりやすいんやって」
シャカシャカとハミガキをしながら新たに得た知識を披露していました。
歯科に勤めている者が身近にいるので、元々歯に関心のある彼ですが、
小学生の頃から歯に興味を持つことってなかなかないですよね。
私自身、歯科で働くまで自分の歯が何本あるのか?この歯はどんな治療をしたのか?
わかっていないままで、全くと言っていいほど関心がありませんでした。
「若い頃からきちんとハミガキをしておけばよかった」
「自分の歯で食べるのが一番おいしいね」
という言葉を実際によく耳にします。
普段の生活の中で気付かない、ありがたい事ってありますよね。
痛みや腫れなど不具合が出て初めて歯科に行く、歯に関心を持つ、という方が多いと思います。
今現在、自分の歯で食事ができているのは素晴らしい事なんです!!
この素晴らしい事をたま~に思い出して、今ある自分の歯を大切にしてほしいな、と思いました。