60代の約半数は、根面う蝕があり、根が露出すると、根面う蝕のリスクが高まります。
歯肉退縮の原因
歯周病の進行 歯周治療後の歯肉の引き締まり 加齢 オーバーブラッシングなど
根面は歯冠部より、う蝕になりやすい。なぜ?
象牙質(根面)は軟らかく、弱い酸性度(6.2~6.7)で脱灰すると言われています。
容易に酸に侵されやすいうえ、臨界pH(歯質が脱灰を始めるpH)を下回る時間が長く、う蝕のリスクが高まります。
根面う蝕の発症メカニズム
プラーク細菌が出す酸によって象牙質表面から脱灰が起こり、ミネラルの溶出に伴いコラーゲンが露出。次いで、細菌が出すタンパク質分解酵素であるコラゲナーゼによってコラーゲンが分解し、う窩が形成されます。
そこでライオンから販売されているCheck-Up rootcare αをご紹介します。
特徴
1、フッ化ナトリウム(1450ppmF)配合、う蝕の発生、進行を予防します。
2、コーティング剤PCA(ピロリドンカルボン酸)が露出した象牙質表面のコラーゲンをコーティング。
3,当社独自のフッ素高滞留処方。乳酸カルシウム水和物(助剤)・無水ピロリン酸ナトリウム(清掃助剤)配合で、歯根象牙質へのフッ素滞留性が大幅に向上。
4、硝酸カリウムが歯髄神経の興奮を鎮め、痛みの伝達を制御し、知覚過敏の症状を防ぎます。
5、殺菌成分CPC(塩化セチルピリジニウム)が口腔内の浮遊菌を殺菌し、歯肉炎・口臭を防ぎます。
6,象牙質にもやさしい研磨剤無配合ジェルタイプ。
7,低発泡、低香味で丁寧なブラッシングができ、少量洗口が可能。
効果的な使用方法
(成人の場合)2cm程度を歯ブラシにのせる。
口腔内をしっかりブラッシング。
ブラッシング後、軽く吐き出し、洗口は1回だけ。
<洗口方法>
STEP1 ブラッシング後、歯みがき剤を吐き出す。
STEP2 すすぎの水約15ml(大さじ1)をはかる。
STEP3 約5秒間、1回、口をすすぐ。
