1月8日土曜日、診療後17時半~我々の仲間で行っている勉強会に参加した。今年度より歯周病についてみんなで学んでいくことになった。第一回目は、約20年ぶりに改定された「歯周疾患の分類」についてのお話。アメリカ歯周病学会とヨーロッパ歯周病学会が中心となって、20年ぶりに歯周病の分類が改定された。今回は歯周病(ペリオ)に詳しい先生に新分類の特徴をわかりやすく説明して頂いた。新しく大きく変わった点は、「ステージ」と「グレード」によって疾患の状態を表現する方法に変更になったことである。「ステージ」は「進行度」を示し、「グレード」は「悪性度」を示す。医科にもステージⅣという言葉があるように、「ステージ」という言葉で患者に伝えるとわかりやすいかも知れない。次に「グレード」について説明しよう、例えば今まで中等度の歯周病と言われていたものの中にも、進行が遅いもの、変わらないもの、進行が早いものがある。これが「グレード」になる。だから初診で来院されての「グレード」の診断はできない。レントゲンを診て、5年前はこうであったなど、過去と比べてどうであるかが「グレードの診断」になるからである。今後もまだまだ改定されていくと思うが、我々が学生の頃学んだ用語も今は使われなくなっており、最先端の技術や治療法にもついていかなければならない。そのためには大学関係者など最先端を学んでいる歯科医師とも密に連携を取り学んでいかなければならない。