20代後半から歯周病は徐々に進み、40代では多くの方が歯周病と診断される。歯周病に限らず、ムシ歯にも罹患する。40代は働き盛りで、仕事や家庭のことが忙しく歯科医院に受診できないのもこの年代の特徴。ムシ歯を治療しないで放置したらどうなるのだろうか?歯は崩壊しそこにスペースができ、両隣りの歯と反対側の歯は支えを失い隣の歯は傾斜し、反対側の歯は伸びてくる。そこに追い打ちをかけるのが歯周病。徐々に歯を支える骨がなくなり、一気に進むわけでないため、自覚症状に乏しいのも怖いところである。痛い、しみるなどの自覚症状がなくても1年に1回は歯科検診を受け、ムシ歯の治療は早期に行い、歯周病予防は日常の正しいブラッシングの方法について指導を受けることが重要。いつまでも若いと思っていてももうすぐ50代。さらに60代を近い将来必ず迎える。筋力も弱まり、お口の中の唾液の量も低下し、これまでも考えもしなかった現実が迫ってくる。40代にもう一度「習慣」を徹底して頂きたい。