ステロイド薬は、免疫反応を抑制し炎症やアレルギーの痛みやかゆみ、喘息やリウマチなどのつらい症状を緩和する薬として使用されていますが、長期服用している人では免疫機能低下により、ムシ歯や歯周病が悪化しやすく、抜歯などの外科的治療を受けると細菌感染を起こしやすくなります。またストレスを和らげる働きのある副腎皮質ホルモンが副腎から出にくくなるため、歯科治療でストレスが加わったときに、ホルモンが不足しショック症状を起こすことがあります。ステロイド薬を処方している主治医と連携を取りながら、治療を進めますので継続的にお使いの方は必ず知らせて下さい。
代表的なステロイドの飲み薬
プレドニゾロン
プレドニン
長期間使用中の方は日頃から予防を心がけ、早期発見・早期治療のため定期的に歯科受診しましょう。