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森岡家 歴代の愛犬 「ダーリン」

昨日は父の月命日で姉がうちの家にお参りに来てくれた。

いつまでも父のことを忘れずにいてくれる姉に感謝。

父は毎日、日記を書く人で、

晩年の日記には今日も長女が病院に付き添ってくれたと・・・。

母が病気で動けなかったので、口うるさい父も私の姉(長女)には本当に感謝していたことが日記を読み返すことで窺えた。

ふと歴代の愛犬のことを思い出したので、紹介したい。

父の若い頃は私にそっくり。

 

以下 私の父が技工士会の会報に書いた記事である。

「ダーリン」
昭和42年7月28日 大歯技会報

「ダーリン」即ち「ダーリン・オブ・バナレット」は、私が東京の叔父の家で技工士を見習い中に、得意先の先生が、「叔父に呉れた、愛犬エアーデルテリヤの牝犬のことである。彼女は仲々良家の出身で、叔父、叔母は殆んど「日本チャンピオン」という血統付で、そういうことからも、一層大事に、可愛がって飼ったものである。

こちらへ連れて帰って三年余り長女誕生後半年余りで、はからずも一寸した病気がもとで、短い命をとざしてしまったが、彼女に連なる想い出は、死後一年半たつ今も昨日の如く、ありありとよみがえる。

叔父の家とはいえ、家族と遠く離れた地で、寂しい時も又、単調な生活と、仕事に対する自信喪失でジレンマに陥った時も、ダーリンにより慰められた。一人立ちの為、大阪へ帰る時に、惜しがる叔父夫婦を無理矢理に説得し、遂に私は三等、彼女は一等の汽車で、悠然とお国入りしたのである。

こちらへ帰っての駆け出し時代狭い仕事部屋で、夏は暑がり、冬はストーブを、我物顔に占領し、徹夜の時は、共に夜食を分けながら、苦楽を共にした。喰べものなら何処にあっても見逃さない喰いしん坊で、女のくせに気が強く、獣医にかみついた様な、血統書が泣く犬であったが、私の云う事だけはよく聞き、叱れば机の下で小さくなっている可愛い犬だった。とりわけ、目までも、かぶさる長い眉毛と、心もち小首をかしげる愛嬌たっぷりのかわいい動作は、印象深い。

長女誕生後、ダーリンの世話も殆んど若い者に任せ放し、余り可愛がってもやらず、その愛情を長女の方へもっていった。日頃若い者に任せていた日課の散歩に、久し振りに連れて行ってやった。ここ数日、元気がなかったが彼女は大いに喜び、よく走った。そして帰りに倒れてしまった。

あいにく獣医は休診、不在。ぐったりしたダーリンを横に、方々へ電話をかけ、やっとタクシーで医者に連れこみ、手当てを受けたが打つ手がないとのこと。強心剤を注射してもらい、元気になったかにみえたダーリンを連れて帰ったのは、もう夕方、その夜、ハ時過ぎ苦しみ乍ら息を引きとった。まるで私が散歩に連れて行くのを待っていたかの様子であった。こんなにまで慕っていたダーリンを最近可愛がってやらなかったのがくやまれてならなかった。本当に済まないことをした。そしてダーリンの前で妻と泣いた。

人は笑うだろうが、一度一緒に住むと動物でも人間と変わらない。ここに、これを書く事によって、亡きダーリンのせめてもの供養にしたい。

 

 

 

 

 

 

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