12月12日(木)~12月15日(日)までお休みを頂き、スタッフと沖縄に行っていました。患者様には大変ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。目的は障害者歯科学会に参加することでした。もう一つの目的は、どうしてもお会いしたい方が沖縄にいました。40年以上前に父の技工所で勤務してくれていたAさん、父が亡くなって5年になりますが、必ず父の命日に今も御花を贈って下さるのです。
Aさんとは、12日にAさんの「技工所見学」と「食事」の約束をしていました。技工所に到着するとAさんと奥様が出迎えてくださり、スタッフの方たちも元気よく挨拶をしてくださいました。スタッフの活気ある挨拶やAさんの事細かい気遣いからも随分苦労され、沖縄で成功されていることが伺えました。ここまでくることができたのも、厳しく指導してくれた私の父のお陰だと本当に嬉しいお言葉を頂きました。辞めてからも困ったときにはいつも相談に乗ってもらっていたと・・・。昔話に花が咲き、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
翌日13日には、お仕事より私を優先していただき、まぐろ丼専門店「つなや食堂」へ連れて行って下さいました。本当にお忙しい中有難うございました。夜はスタッフと合流し沖縄料理、沖縄民謡、島唄ライブを堪能しました。
いよいよ14日メインの日がきました。レンタカーで宜野湾にある沖縄コンペンションセンターへ。駐車場に行くと和歌山のK先生とスタッフ達がいました。K先生は去年もスタッフを引き連れて障害者歯科学会に参加されていました。本当に凄いなぁ、学会参加は多くの歯科医療従事者がいる中でも一握りの方たちです。院長1人でも大変なのに、スタッフを連れての参加は金銭面だけでなく、スタッフのやる気も必要です。そして参加することで得るものは非常に大きく、知らない世界を知ることができます。また外に出れば、ちっぽけな自分も見えてきます。ポスター発表では、抄録を見て大学時代の同級生が3人も駆けつけてくれました。2人は学会で毎年お会いしますが、1人は30年ぶりの再会で同窓はいいなぁと感じました。私も長い年月を経て、ようやくスタッフを連れて学会参加できるようになりました。
私の父が一番大切にしていたのは、ファミリーでした。ファミリーとは家族、そして共に汗水を流して働いてきたスタッフ達です。Aさんとの出会いは父の軌跡を辿ることができました。沖縄に来て本当に良かった、Aさんに深謝、そしていつも支えてくれている妻や森岡歯科のスタッフに感謝、来年は「笑顔」の多い年としたいです。森岡歯科に通って頂いた皆さん、関係者の皆さん、今年一年本当に有難うございました。また来年も宜しくお願い申し上げます。