食べるとは、食べ物を口に運び、口の中で飲み込みやすい形にまとめ、そして、飲み込みやすい形にまとめた食べ物を喉に送って、食道、胃に送られ、「食べる」という機能が成り立ちます。
食べることの中で一番予防したい障害は窒息や誤嚥です。
そこで、誤嚥・窒息を予防できる「おでこ体操」「シルベスター法」を紹介したいと思います。
誤嚥に負けない力を保つためには、口を清潔に保つことと呼吸を整えることが大切です。
噛める力を保つためには特に奥歯のかみ合わせが大事で、噛み合わせが保たれていないと食塊形成が難しくなり、食べ物は潰れず飲み込みにくくなります。それに気づかず普段と同じょうに食べると、誤嚥が起こります。
高齢者を対象に「何でも食べられますか?」というアンケートをしたところ、歯が20本以上残っている人は92%、歯が19本以下の人では50%の方がなんでも食べられると回答されました。奥歯のかみ合わせがなくなると窒息の事故が増えるという報告も出ています。
飲み込みの力、筋力を鍛えるトレーニング「おでこ体操」
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喉の筋力向上「嚥下おでこ体操」 | 医療法人社団朋和会 西広島リハビリテーション病院
呼吸の力を保つこともすごく大事で、我々は飲み込む前後には呼吸は止まります。つまり飲み込みと呼吸のタイミングが合わないと誤嚥してしまいます。このことから呼吸が整っているというのは、飲み込みのタイミングをとりやすく、誤嚥しにくいというメリットがあります。
呼吸の力を鍛えられる身近な方法は深呼吸です。深呼吸は大きく胸を広げるので、しっかりと胸郭を広げることができます。
「シルベスター法」
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