7月11日(土) 18時からスタッフ2人を連れてMFTの勉強会に参加した。
口腔筋機能療法(MFT)とは、
歯を取り巻くお口の周りの筋肉の機能を鍛える訓練法の事で、
歯並びが悪くなるのは、必ず原因があり生活習慣、癖、食習慣、発音、姿勢などがその要因とされる。
今回はMFTを取り入れる事で歯並びやかみ合わせが治った症例を数多く見せて頂いた。
食べ方や話し方にはお口の筋肉などを含んだ色々な機能が関係し、
お口の働き、筋肉のバランスが歯並びにも影響を与える。
原因を探りそこにアプローチすることが大切で、
早期に対応し未然に防ぐ事が大事になる。
お口の筋肉などが弱くなってしまった高齢者にも、MFTは効果的と感じた。
今回は歯科衛生士の発表であったので、連れて行った歯科衛生士にもいい刺激となった。
講義の中で、患者と密にコミュニケーションを取り注意深く「観察」、
聴取することで患者の背景が見えてくるという話があった。
私はナイチンゲールの言葉を思い出した。
「経験をもたらすのは観察だけである。
観察をしない女性が、50年あるいは60年病人のそばで過ごしたとしても、
決して賢い人間にはならないと。」
講義をして頂いた衛生士さん、MFTをいろんな本を読みながら15年間勉強したと、
おそらく今勤務している歯科医院を退職したとしても
フリーランスの衛生士としてやっていくことができるだろう。
人間関係も仕事の優先順位も、
さらに言うと人生設計も「注意深く見つめる」ことで、見えてくるのではなかろうか?