昨日、帰ってテレビをつけるとこんな番組をしていた。
一人の医師が「社会を変える」、今から56年前の話であった。
脊髄を損傷し、車椅子生活を余儀なくされた患者に笑顔がないことに
気づいたこの医師は、患者を笑顔にしたい、その一心で研究を始め、
イギリスに渡り、「リハビリテイション」というものを知る。
ここでは脊髄損傷や下半身麻痺となった患者が社会復帰している。
車椅子でバスケットをしている患者を見て、
スポーツこそがリハビリに最適なことに気づく。
そこからパラリンピックが始まる。
外国人選手たちは、それぞれの職業を持ち自立していたが、
当時の日本では、障がい者は社会が保護するという考えが主流で、
大会が終わったら、また家や療養所に閉じこもるしかなかった。
苦労の末、障がい者が働ける場「太陽の家」が生まれた。
こういうことがあり、日本では障がい者が仕事を持つことが当たり前となりつつある。
障がいがあるないに関わらず、自然にふれあい、
当たり前のようにそばにいる社会になって欲しい
というこの医師の思いに共感できるいい話しであった。