50代の45%に根面ムシ歯があると言われております。
根面(根っ子の部分)は歯冠部(歯の上の部分)よりムシ歯になりやすい。
なぜなんでしょうか?
根っこは柔らかく、弱い酸性度で歯が溶けだすからなんです。
歯が残る高齢化時代、根っこのムシ歯が重要な課題となってきました。
8020運動(80歳で20本歯を残そう)
2016年の調査では、80歳になって20本歯が残っている方が
50% (2人に1人)になりました。
次は2022年に向けて、達成者を60%にする新たな目標が掲げられています。
せっかく、歯を残せてもムシ歯を作ってしまっては大変です。
人生100年時代これからは、大人のムシ歯予防が大切なんです。
特に根っこのムシ歯は発見しづらく、治療も大変なので、
プロケアとセルフケアを組み合わせて、いかに予防するかが大きな課題です。
歯周病が進むと、根っこのムシ歯との戦いが始まります。
歯周病が進み、歯茎が下がると根っこが露出し、根っこのムシ歯のリスクが高まります。
根っこが露出しているムシ歯予防はどうすればいいのでしょうか?
森岡歯科ではお家で簡単にできるフッ素洗口をお薦めしています。
フッ化物応用(局所応用)の種類によって効果は違います。
永久歯のムシ歯予防効果
1 フッ化物洗口 50~80%
2 フッ化物歯面塗付 30~40%
3 フッ化物入り歯磨き剤 20~30%
※フッ化物の種類や使い方のよって効果は異なりますが、
どの方法でも早くはじめて長く続けることが大切です。
またいくつかのフッ化物応用を併用することで大きな予防効果が期待できます。