2020.03.31
食べられなくなると、胃ろう(経管栄養)や点滴で栄養を補給することがある。
口から食事をしなければ口の中は汚れないと思われがちだが、
実はまったく逆で、口からまったく食べられなくなると、細菌数が増加する。
もっとも代表的な死亡原因は誤嚥性肺炎。
知らず知らずのうちに唾液(細菌)が肺に入り込み引き起こす肺炎で、
「肺炎の発症率」は増加し続けており、高齢者の肺炎の多くが誤嚥性肺炎である。
口の中は37度ほどに保たれ、唾液によって潤い、
食べかすが停滞しやすいことから、細菌(常在菌)がとても繁殖しやすい。
歯垢(しこう)(デンタルプラーク)の70~80%は細菌、
20~30%が多糖体と唾液中のタンパクで構成されており、
歯垢1ミリグラム中に数億もの細菌がいる。
全身の中でも、口腔内の細菌数は非常に多く、
便と同じくらいのレベルといわれている。
虫歯は、糖分によって増殖した細菌(デンタルプラーク)が歯を溶かすことで起こり、
歯周病は細菌が歯周ポケットで増殖して炎症を起こし、
歯を支える骨を溶かすことで歯がぐらぐらになる。
つまり、虫歯も歯周病も細菌感染症で、
重度になると細菌が血液を通して全身に悪影響を及ぼすことがある。
例えば、心臓病や糖尿病、低体重児出産、誤嚥性肺炎などが関連する。
だからこそ、全身の健康のためには口腔ケアは大切である。
口腔内細菌のもう一つの特徴として、
細菌が歯の表面に堆積し続けるとバイオフィルムという強固な膜を作る。
問題は、バイオフィルムはうがいや薬だけでは除去するのが難しいという点、
例えば、台所の流しの三角コーナーに生ごみを入れておくと
ヌルヌルとした汚れが付く、水道水の水を強くかけてもヌメリは取れない。
タワシでこするとヌメリは取れる。
つまり除去するには、歯と口の清掃、歯磨きや口腔ケアが不可欠である。
口腔ケアは、虫歯や歯周病などを予防するのみならず、
飲み込む機能や認知機能などを高め、
さらに誤嚥性肺炎の発症を抑えるなど、全身の病気の予防に関わる。
咀嚼(そしゃく)(噛むこと)は脳に刺激を与え、
脳の血流を増加させることがわかっており、
歯がなくても「噛める入れ歯」を作ってもらうことも大切である。
口から食べることを継続していれば、口の中の細菌は正常な状態を維持する。
このことから、胃ろうなど経管栄養や点滴で栄養を補給する状態になっても、
可能な場合は、少量でも口からの食事と口腔ケアを継続することが大切である。
口腔ケア前 口腔ケア後
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2020.03.30
お口の中を撮影するカメラのデモに来て頂きました。
軽く、タッチパネルで操作が簡単なカメラでした。
歯科の機械や器具はどんどん新しいものが出てきます。
実際に触れて学んで知識を増やしていきたいと思います。
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2020.03.18
我が家の愛犬コリンはお散歩が大好きな男の子です。
この日は天気が良くてずっとまぶしい顔をしていました。
バギーの中からキョロキョロして、お散歩中のワンちゃんに会うと興味深々でワンワンと呼んだり、
バギーの中で飛び跳ねたり、すごく忙しそうに楽しくしています。
(コリンは病気で歩けないのでお散歩は、コリンの愛車、スヌーピーのバギーで行きます(^^♪ )
コリンの好きなもの・好きなこと
①おやつ ささみ ふかし芋
②さんぽ
③おなかを撫でてもらうこと
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2020.03.17
オフィスホワイトニングの院内セミナーを行いました。
メーカーによって種類や価格、使用方法などはいろいろあります。
スタッフで共有し勉強していきたいです。
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2020.03.13
森岡歯科医院では、院内感染を防ぐため感染症対策を日ごろから行っております。
近頃、ニュースにもなっています「歯科治療での院内感染」についてお話します。
まず、患者さんの使う紙コップや紙エプロンは使い捨てです。
他にも、綿やガーゼ、綿棒、もちろんグローブも使い捨てです。
使い捨てが出来ないミラーやピンセットなど、お口に入る器具は全て洗剤で洗浄→超音波で洗浄→院内で滅菌しております。
こちらも使いまわすことは一切ありませんのでご安心ください。
むし歯治療に使う歯を削る器具を複数の患者さんに使い回しているのではないか?
と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
専門の業者や院内でひとつひとつ滅菌しておりますので、使いまわすことは一切ありません。
ご安心下さい。
チェアーを操作するボタンや、お口の中を照らすライトなど診察中に触ったところは診察後に全て消毒しております。
診療室には業務用空気清浄機が設置されています。
こちらは花粉やPM2.5、ウイルス等も素早く集塵しお部屋の空気をキレイに保ちます。
医療施設や介護施設、保育園などでも使われている優れものです。
それに加えて、定期的に窓を開け空気を入れ替えることもしています。
受付には手指消毒液を置いていますので、どうぞお使いください。
これらは、今回の新型コロナウイルスが流行しているから一時的にしているという訳ではなく、
毎日、毎度、感染症対策として行っていることです。
森岡歯科医院には毎日複数の方が来院されます。
持病がある方、海外から帰国された方、花粉症の方、いろいろな方が来院されます。
「全ての患者の血液、体液、分泌物などは感染する危険性があるものとして取り扱わなければならない」
とも言われていますので、いつも慎重に丁寧に治療にあたっております。
少しでも体調の優れない方はご予約のキャンセルや変更のご連絡をして下さい。
当日のご連絡でも構いません。
電話でもネット予約でも、ホームページのお問い合わせフォームからでも構いません。
自分の為にも、周りの人の為にも体調の優れない時はゆっくり過ごしましょう。
そして、この危機をみんなで乗り越えましょう!
2020.3.11
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2020.03.10
森岡歯科医院では、新型コロナウイルス感染症等
感染症の「感染拡大防止・感染経路遮断」に
大阪府、大阪市、大阪府医師会と密に連携し
尽力しております。
・風邪の症状や37.5℃前後の発熱が4日以上続いている
(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさがある
このような症状のある方は
新型コロナ受診相談センター(大阪市保健所)
電話 06-6647- (さらに…)
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